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Forget Forest ―忘却の森―

日記です。仕事、ゲーム、物作り、イラストなど日常の様々なことについて気ままに書いてます。

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文化学園服飾博物館に行ってきた
今日は新宿の文化学園服飾博物館に行ってきました。
寒さと衣服というテーマで展示があったのですが、
以前から見てみたいと思っていたので見てきました。
今日までだったので間に合ってよかった…!
この展示を知ったのは本当にたまたまだったのですが、このテーマを見た時に、
オリジナルのアルフェランツェ組の防寒着の参考になるのではなかろうかと思って
興味を持ったのでした。あの人たちの衣装、とても雪国に住んでるような恰好じゃないからね…。

様々な地域の民族衣装と、
それに使われた寒さを防ぐ工夫がいろいろ見られてとてもよかったです。
寒さといっても、ロシアみたいな雪国や、砂漠のような一日の寒暖差が激しい場所、
普段は温暖だけど夜は氷点下になるとか、山から冷たい空気が吹き下ろすとか、
日本みたいにある一時期だけ寒い季節があるとか、寒さに種類があるということを知りました。
その寒さの種類とその土地でとれる素材、
その土地の文化に合わせて衣服ができていったという感じですね。
空気の層を作ってそれを固定するのが基本みたいですね。
あとは外から冷気が入らないようにしたり、熱が逃げないようにしたり、
雪などの水分に触れないようにしたりなど、いろんな工夫があって面白かったです。

雪国なんかだと毛皮を内側につけて空気の層を作り、外側は皮革で覆って雪を防ぎ、
靴などは未脱脂の毛皮を外側に向けて雪をはじいたりと、毛と皮を多く利用してる感じでした。
砂漠みたいな寒暖差が激しい場所は、昼間の暑さと夜の寒さの両方に対応できるように、
布をゆったり纏ってフードや羽織物で調節したりと、対策は全然違う感じでした。

あと、ロシアの方は毛皮がメインでしたが、日本なんかは植物素材がメインのようでした。
物資が乏しい場所では育ちやすい麻で作ってたりとか、
木綿の方が保温性に優れるとか、いろいろ知りました。

民族衣装の刺繍も装飾だけじゃなくてちゃんと機能的な理由があって、
刺繍で厚みを持たせて空気の層を作る役割があるそうです。
なので、保温が大事な体幹部の刺繍が多めになるようです。
あとは靴下の足裏に刺繍して地面と接する部分を厚くしたりとかもしてたみたいです。

500円でこれだけのものを見られるのはすごいなと思いました。
2時間かけてじっくり見てきましたが、いろいろ勉強になりました。
これを活かせるかどうかは分からないけど…!
また何か興味のあるものがあったら見てみたいですね。
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