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Forget Forest ―忘却の森―

日記です。仕事、ゲーム、物作り、イラストなど日常の様々なことについて気ままに書いてます。

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バトンまつり4!!!
これで最後だ!昨日の記事は4つ下です。
擬人化画像注意。
10年バトンでフライガさんの過去話をしよう!長いです!(ぇ
ちょっと暗めなので苦手な方はスルーしてください。
ちなみに口調がまったく違うので違和感あるかもしれません(何








【10年バトン】
*このバトンは、持ちキャラの年齢を10年足したり引いたりするバトンです。
 10年経てば、実にいろんなが起こります。劇的なイメチェンをしているかもしれません…!
 そんな妄想をしながら描いてください!
*その10年前(後)お子様本人から今の年齢の本人へ時空を越えたメッセージを。
*最後に、10人にバトンをまわしてください。


指定:フライガ(フライゴン♂)
10年前:13歳(ナックラー♂)




「わぁー、ほんとにフライガ?全然印象違うねー。」
「………。」
「…フライガ?」
「……あ…。」
「おまえ、もしかして口調に困ってんのか?」
「まぁ……。」
「ならいっその事昔の口調にしちまったらどうだ?」
「昔の…。フッ、そうだな。…ここで全部吐き出しておくのも手か。」
「…どういうこと?」
「オレの過去のことさ。こういう機会だし、あんたたちに話しておこうと思ってさ。
 もっとも、ジュドリフとラファシスは知ってるけどな。」

「ねぇ、ほんとにフライガなの…?」
「ああ。むしろ、この状態のほうが本来の性格に近いな。
 いや、これでもだいぶ抑えてる方か…。」

「昔のおまえは、手がつけられなかったからな。」
「そうだな。…砂漠にいた頃のオレは、そばいいる奴を片っ端から叩きのめして、
 立ち上がれないほどに痛めつけて嘲笑ってるような奴だった。
 いつしか誰もオレによりつかなくなった。そのときは別にそれでもよかった。
 元から仲間なんていなかったからな。」

「……。」
「毎日同じことをくり返した。オレが攻撃を仕掛けた相手はみんな倒れていった。
 オレはそれが気に入らなかった。みんなこの程度かと、もっと張り合いのある相手がほしいと、
 そのときはそう思っていた。
 そんなある日、まだジュプトルだったジュドリフと、そのトレーナーのナギサが砂漠に現れた。
 普段は相手にできないような奴だったから、久々にいい獲物がきたと、そう思った。
 こちらから攻撃をしかけようと思っていたが、向こうの方から先に仕掛けてきた。
 返り討ちにして、徹底的に叩きのめしてやるつもりだった。」

「…”つもりだった”?」
「ああ、”つもり”だったんだ。けど、こいつは今までの相手とは比べものにならないほど強かった。
 いくら攻撃しても絶対に立ち上がってくる。最初はその状況に喜んだものだが、
 そうも言っていられなくなった。今までにないほどのダメージを受け、体がほとんど動かなくなった。
 もちろんそんなことは初めてだったから焦ったさ。
 焦りながらも攻撃を仕掛けようとして向かって行った。もちろん失敗した。
 力尽きて倒れ込んだオレの体を、こいつが…、ジュドリフが受け止めたんだ。
 立っているのもやっとなほどの傷を負っているにもかかわらず、だ。
 しかも叩きのめそうなんて酷い事考えてたオレをさ。
 結局、こいつは最後まで立ち続けた。そのとき、やっとわかったんだ。
 オレは張り合いのある相手がほしかったんじゃない、
 自分のすべてをぶつけても倒れないよりどころが欲しかったんだって…。」

「フライガ…。」 
「そして、そのままオレはナギサにゲットされた。
 オレはこいつらのそばにいたいと、初めて、仲間が欲しいと思った。
 …あとで聞いた話だが、ナギサの奴はオレを一目見ただけで心情を見抜いて、
 最初からゲットするつもりで勝負を仕掛けたらしい。」

「ナギサが突然、『あのナックラーは寂しさを紛らわすためにあんな行動をしてるから
 ゲットして家族になってあげよう』って言い出したんだ。
 あれはさすがにおどろいたな(苦笑」

「アイツそんなこと言ってたのか。恐ろしい奴だな(苦笑
 でもまぁ…寂しかったんだろうな、オレ。それに自分で気付いてなかったんだ。」

「ねぇ、わたし、ナックラーのフライガ見たことないよ?」
「うん。アタシも見たことない。」
「僕も。」
「そりゃそうだろ。そのままあんたたちに会ってたら大惨事だ(苦笑
 砂漠でやってたことをくり返してただろうさ。
 しばらくの間はジュドリフと、それからラファシスもだ、その二人と過ごしてた。
 最初のうちは事あるごとにつっかかってたが、そのうち、荒っぽい気はおきなくなった。
 その頃には、オレはそろそろビブラーバだったか。で、あんたたちとも顔を合わせた。
 あんたたちも、やっぱり優しくしてくれた。すごく嬉しかった。
 やっとオレにも仲間と居場所ができた、と思った。
 それと同時に恐怖も覚えた。やっと仲間が出来た。それは嬉しい。
 でも、この仲間たちに嫌われたら居場所を失う、元の自分に逆戻りだって。
 それが怖かった。それだけは絶対に嫌だと思った。
 それには今のままの性格じゃ駄目だと思って、ビブラーバになったことを機に、
 自分のイメージを変える事にした。まずメガネをかけた。口調も敬語に変えた。
 そうやって昔の自分を忘れてしまおうと思ったんだ。」

「そうだったんだ…。」
「で、そのうちフライゴンになって、それから1軍入りした。
 1軍入りが1番遅くて、しかも殿堂入りの後だったのはこういうわけだ。」

「そ、そんなに遅かったけ…?(苦笑」
「ああ(苦笑)ペリーニには、悪い事したよな…。」
※ペリッパーのペリーニは殿堂入りしたあと2軍落ちしました(ぁ
「そして今にいたるという訳ね。」
「ああ。でも、やっぱり根本的な性格は変えられないみたいだから、
 いまでもやることが行き過ぎることはあるけどな…。
 いっつもあんたたちに迷惑かけて…。すまない。」

「そ、そんなことないよ!僕、フライガがフライガじゃなくなったら嫌だもん。」
「そうだよ!ちっとも迷惑じゃないよ!」
「…本当か?」
「うん!」
「そう、か…。…ありがとな。」
「フライガがいてこそのチームだしね。」
「ええ、そうね。」
「オレは…ここにいていいんだな…?」
「…あたりまえじゃないか。」
 

<<最後にメッセージ>>

「これほど多くの仲間に恵まれて…。これからも大切にして欲しいな。」



仲間のいなかったフライガさんが一番たくさんのお友達を持っているのが
とても感慨深い今日この頃(?

バトンは止めます(ぁ
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